WiFi（無線LAN）のセキュリティ対策って何？どうすればいいか解説

WiFi（無線LAN）は便利な一方で、セキュリティが不十分だと個人情報の漏洩や不正アクセスといったリスクが高まります。

この記事ではWiFiのセキュリティについて調べている方などを対象に、WiFiのセキュリティとは何か、どういう対策が必要かなどを解説します。

WiFiのセキュリティリスクとは

WiFiのセキュリティリスクには以下のようなものがあります。

これにより、クレジットカード情報やパスワードなどの重要な情報が漏洩する恐れがあります。

また、ネットワークが悪用され、不正なプログラムに感染させられてしまうケースも考えらます。

プログラムを通じて企業等への攻撃といった違法行為に使われると、被害者である自分が加害者となってしまうこともあるためセキュリティ対策を十分に行っておくことが重要です。

自宅のWiFiで行うべき対策

WiFIのセキュリティ対策として行うべきものを紹介します。

SSIDの設定変更

SSID（ネットワーク名）は、WiFiのネットワーク識別情報です。

初期設定のSSIDをそのまま使うと、他人から見つけられやすくなり、セキュリティリスクが高まります。

設定変更の際は、個人情報が含まれない名前に変更し、推測されにくい独自のSSIDを設定することが重要です。

ルーター管理用IDやパスワードの変更

WiFiルーターには管理画面へアクセスするためのIDとパスワードがありますが、これも初期設定のまま使い続けるのは危険です。

初期パスワードは公開されている場合が多く、〇〇の機種だと初期パスワードはXXXXだな…といった具合で簡単に不正アクセスされる恐れがあります。

きちんとパスワードを変更し、強力なパスワードを設定することでセキュリティを向上させるようにしましょう。

セキュリティレベルの高い暗号化方式で通信

WiFiの暗号化方式にはいくつか種類がありますが、最新の「WPA3」を利用することが推奨されます。

「WPA」や「WEP」はセキュリティが脆弱なため避けましょう。

ルーターの設定画面から暗号化方式を変更できますので確認してください。

最新ファームウェアへのアップデート

WiFiルーターのファームウェアは定期的に更新され、新たに発見された脆弱性への対策が施されます。

更新を怠ると脆弱性が狙われる可能性があります。

自動更新が設定できる場合はオンにしておくと便利です。

まとめ

WiFiは便利ですが、セキュリティ対策が不十分だと不正アクセスや盗聴によってデータや通信内容流出の危険性があります。

これを避けるため、WiFiのSSID、ルーター管理用IDやパスワードを変更する、暗号化方式はWPA3を使う、ファームウェアを常に最新にしておくといったセキュリティ対策を講じていくようにしましょう。